- だいがく
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だいがく【大学】(1)学術の中心として, 広く知識を授け, 深く専門の学芸を教授・研究するための学校。 通常, 基本となる組織として学部を置き, 修業年限は四年を原則とする。 修業年限が二, 三年の短期大学もある。 学部のほかに大学院が置かれることもある。 日本では1877年(明治10)に旧幕府の開成所・医学所の系譜をひく東京大学が初めて設立され, のち86年の帝国大学令, 1918年(大正7)の大学令, 47年(昭和22)の学校教育法を経て漸次拡充・整備された。
「~教育」「~教授」
(2)律令制下, 地方の国学に対して, 中央の官吏養成機関。 式部省に属し, 主に五位以上の貴族の子弟に明経(ミヨウギヨウ)・明法(ミヨウボウ)・文章(モンジヨウ)・算の四道を教授した。 九年以内に卒業し国家試験に受かれば位階を授けられ, 官途につくことができた。 大学寮。 ふみやのつかさ。 おおつかさ。IIだいがく【大学】中国, 儒教の経典(ケイテン)の一。 一巻。 もと「礼記」の中の一編であるが, 宋代に四書の一つとされて重視された。 身を修めることから天下を治めることに至る治世の根本原則を述べる。→ 三綱領八条目IIIだいがく【題額】(1)額に詩や文章を書くこと。 また, その額。(2)氏名や寺号・庵号などを記して門に掲げる額。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.